防災ブログ・「みのるの備え日記」未来への不安・家族を守る設計図

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📖50代から始める“家庭防災”の工夫──地域・親族介護・そして自分自身を守るためにできること

📘 防災知識:このカテゴリでは、南海トラフ地震南海トラフ巨大災害などの災害リスク、地震予知、プレート理論など、防災に関する知識をわかりやすく解説しています。

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今回のテーマ!

 

50代から始める“家庭防災”の工夫

今回は、50代以降の視点から“家庭の防災”についてリアルに語ることをテーマにしています。年齢を重ねるにつれ、「自分だけの備え」だけではなく、親族や地域、そして未来の世代のための備えについても考えるようになりました。

📌離れて暮らす親族の防災、ちゃんと話せていますか?

私は普段、親や兄弟、子どもたちとは別々に暮らしています。そうした中で、災害が起きたときに連絡が取れない・避難場所がわからない・備えが足りないといった心配が頭をよぎるようになりました。

とくに高齢の親に対しては、「家に水や食料ある?」「非常時の薬は準備してる?」といった、ちょっとした声かけが大切です。でもこれ、意外とできていない人が多いのではないでしょうか。

私自身も、数年前までは「親のことは親が何とかしてるだろう」と思っていました。でも実際は、防災用品の確認はおろか、避難場所すら知らなかった…なんてことも。**「離れて暮らしていても、備えは一緒に」**という意識が必要だと痛感しています。

とくに施設にあずける場合に「BCP」についてその施設がどれほどの知識と専門の防災知識をもった資格者が在籍しているか?そのことも注意しておく必要があります。

ここで、親の介護をする側でもっておいて損のない知識を紹介します。

🔷 老人ホームのBCPで知っておくべき基準とポイント

✅ 1. 厚生労働省BCP策定義務(2021年度改正)

  • 2021年度の介護報酬改定で、介護サービス事業者に「感染症・災害時のBCP策定」が義務化。

  • 猶予期間は3年間 ⇒ 2024年4月までに全施設で策定必須

  • 具体的には以下の2本柱:


✅ 2. 策定時に準拠すべきガイドライン


✅ 3. BCPの基本構成(介護施設向け)

以下の6項目を網羅することが推奨されています:

項目 内容
① 基本方針 命を守ることを最優先に、事業継続の目的を明記
② 重要業務 優先して継続すべきサービス(例:食事、排泄、服薬)
③ リスク分析 地震・水害・感染症などのリスクごとに影響を分析
④ 対応体制 災害対策本部や指揮命令系統、担当者の明確化
⑤ 資源の確保 備蓄品、非常用電源、燃料、感染症対応物資など
⑥ 訓練・見直し 年1回以上の訓練と、定期的な見直しの実施

✅ 4. 施設に特化した備えの重要性

  • 高齢者は「要介護度が高く」「移動が困難」「持病あり」が前提。

  • 避難所へ移動前提ではなく「施設内避難(在宅避難)」を基本に考える

  • 想定すべき事象例:

    • 停電・断水(トイレ・エレベーター停止)

    • 職員の出勤困難

    • 通信遮断(家族との連絡手段)

    • 感染症クラスター発生


✅ 5. BCPに含めるべき備蓄や対策例

  • 備蓄日数:最低3日、できれば7日分

  • 感染症対策品:マスク・ガウン・手袋・体温計など

  • 非常食・水:咀嚼・嚥下に配慮(ゼリー、柔らか食)

  • 連絡手段:電話が使えない場合の無線やメール体制

  • 安否確認:家族への情報共有ルート(掲示板、LINE公式等)


✅ 6. 現場職員への教育・訓練も義務的

  • マニュアルを整備するだけでは不十分

  • 職員向けに、定期的な研修・ロールプレイ訓練が必要

  • 訓練記録や評価も、今後の加算評価や行政指導のポイントになる可能性あり

🎯とこのようにあります。どのよな活動がされているのかは確認しておくのは良いと思います。


🧯 地域活動との関わりが「自助・共助」の力に

防災といえば「家の中の備蓄」ばかりに目が行きがちですが、地域とのつながりも備えの一部です。災害時には、行政の支援が届く前に「共助」が命を救う場面が多くあります。

実は私は最近、地元の消防団に入りました

きっかけは、「もし大規模災害が起きたら、自分ができることって何だろう?」という思いから。地域の避難訓練や広報活動を通じて、「備える側」から「支える側」へと視点が変わってきたのを感じています。

さらに現在は、防災士としてセミナー講師になるための研修にも参加しています。知識を深め、人に伝える力を身につけることで、もっと地域や家族に貢献できるはずだと思っています。

🏠 市町村レベルの詳細データ

市町村ごとの自主防災組織の設置状況や活動カバー率については、各都道府県の防災担当部局や市町村の公式ウェブサイトで公表されている場合があります。

🗾 自主防災組織の全国的な状況

  • 全国1,741市区町村のうち、1,692市区町村(約97%)で自主防災組織が設置されています。

  • 自主防災組織の総数は166,923組織です。

  • 全国の世帯数に対する自主防災組織の活動カバー率は85.42%で、年々増加傾向にあります。消防庁  都道府県市町村データ


📊 都道府県別 自主防災組織活動カバー率(上位5県)

順位 都道府県 活動カバー率
1位 兵庫県 97.60%
2位 高知県 97.32%
3位 香川県 97.19%
4位 石川県 97.18%
5位 大分県 96.98%

これらの県では、全市町村で自主防災組織が設置されており、地域全体での防災活動が活発に行われています。 防災ポータル


📉 都道府県別 自主防災組織活動カバー率(下位5県)

順位 都道府県 活動カバー率
43位 神奈川県 72.85%
44位 秋田県 72.19%
45位 千葉県 68.95%
46位 青森県 55.42%
47位 沖縄県 41.44%

これらの県では、活動カバー率が全国平均を下回っており、地域によっては自主防災組織の設置や活動が十分に行われていない可能性があります。 

これらの情報は各自治体の公式ウェブサイトや防災関連資料から取得したものです。より詳細な情報や他の地域の自主防災組織についてお知りになりたい場合は、お住まいの自治体の防災担当部局や公式ウェブサイトをご確認いただくことをおすすめします。

📦自治会や地域の自主防災組織や活動に関心を払っておくことは、災害時の避難所運営の助けになり円滑に避難所開設や運営のサポートができ、自分の家族も周りの人々も災害に備えることができます。ぜひ災害が起きる前に事前につながりを持つことをおすすめいたします。

 


✅50代だからこそ「つなげられる」立場がある

仕事や家庭が一段落するこの年代。体力や知識、経験がちょうどバランスよく備わってくる時期でもあります。そして何より、若い世代と高齢者、地域と個人、その“間”に立てる立場にいるのが50代だと思います。

  • 子ども世代には、シンプルで実用的な備えを教える

  • 親世代には、必要なものを一緒に確認してあげる

  • 地域には、実働部隊として協力する

この「つなぎ役」として、私自身が防災を発信していくことに意味があるのではないかと思っています。


📶これからこのブログで発信していくこと

今後は、こんなテーマで記事を更新していきます。

  • 🏡 家庭でできる防災の工夫(特に50代以降のライフスタイルに合わせて)

  • 👨‍👩‍👧‍👦 親や子どもとの「防災コミュニケーション術」

  • 🧯 消防団や地域活動に参加してわかった“現場のリアル”

  • 🎤 防災士として学んだこと、伝えたいこと


私の体験や学びが、誰かの「備え」のヒントになれば嬉しいです。
「みのるの備え日記」、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

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