🧰 防災グッズ:このカテゴリでは、防災グッズの選び方やおすすめアイテムを、防災士の視点から紹介しています。目的別・対象者別に役立つ備えをまとめています。
今回は、災害が発生した直後に避難するために必要な「非常持ち出し袋」=一次持ち出しについて、3人家族で具体的に解説します。
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- 今回は、災害が発生した直後に避難するために必要な「非常持ち出し袋」=一次持ち出しについて、3人家族で具体的に解説します。
- ✅はじめに:非常持ち出し袋は防災の“ひとつの点”
- 🕓 家族で備えるタイムスケジュール
- 🚪 一次持ち出し袋とは?
- 📌 政府の推奨基準
- 🧳 一次持ち出し袋の基本セット具体例(家族:大人2人+子ども1人 編)3人家族の例
- 👨👩👧👦 家族構成ごとの「3日間サバイバル」カスタマイズ法
✅はじめに:非常持ち出し袋は防災の“ひとつの点”
「非常持ち出し袋=防災のすべて」と思われがちですが、これはあくまで“逃げる準備”のひとつです。災害が発生した瞬間、まず身の安全を確保し、その後避難する際に持ち出す「最低限の命を守るアイテム」が一次持ち出し袋です。
今回の記事では、3人家族(大人2人+子ども1人)を想定し、必要なアイテムや構成方法、そして日常の備えと知識の重要性まで、広く解説します。
そして「これはあくまで“逃げる準備”のひとつです」
このTIPSが、防災準備の全体をみると把握できると思いますので
まずトピックをご覧ください
🕓 家族で備えるタイムスケジュール
・ハザードマップ確認
・避難所の確認(自宅・通勤先・外出先別)
・管轄市町村の危機管理課WEBをチェック
・避難所の収容人数・備蓄情報を確認
・マンションなどの避難経路確認
・マイ・タイムライン作成
・就寝時の枕元バッグの設置
・避難所で必要となる防災リュック(72時間)🔍今回はココだけ!
・自宅避難用の備蓄リスト作成
・脱出ルート上の障害物確認・整理
・緊急避難時の待ち合わせ場所
・緊急避難時の連絡方法の統一や使用するアプリなどの順番
🎒 身につけておくべき“知識”
・その土地特有の災害
・即時対応ポイント
・地震—ドアを開ける、頭部保護、自宅からの迅速脱出
・火災—消火器の場所確認、煙を避けて避難
・水害—高台へ、避難ルートの複数把握、探り棒準備
・津波—とにかく高い場所へ、バッグなしでも水だけ持って逃げる
🧱 その他の“備え”
・建物の耐震補強や家具固定
・自宅避難に備えた1か月分の備蓄場所(分散保管)
・持ち出せない場合のポケット防災(小銭、笛、メモ、ライト)
このように、準備だけでもかなりのボリュームがあります。今回はその中の一部を準備するのに必要な情報です。
👉防災準備の全体でとらえること。ここポイントです!
🚪 一次持ち出し袋とは?
地震や火災などで、自宅に留まることができない場合、すぐに避難できるよう玄関や寝室などに置いておく「持ち出し用バッグ」のことを指します。
「災害が起きた直後、まず逃げる」ことに重点を置くため、重すぎず、身軽に動ける内容が重要です。
👜発災直後「その瞬間」から72時間(3日間)を乗り切るために持ち出す袋です
📌 政府の推奨基準
内閣府や各自治体の防災マニュアルでも、以下の点が強調されています:
-
持ち出しは1人1バッグが原則
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両手が使えるリュック型が基本
-
中身は「命を守る・生き延びる」ための厳選されたもの
👉 参考:内閣府 防災情報のページ
👉 東京都防災「東京備蓄ナビ」でも一次持ち出しと二次備蓄の考え方を明示しています。
🧳 一次持ち出し袋の基本セット具体例(家族:大人2人+子ども1人 編)3人家族の例
非常持ち出し袋は人数分のバッグが基本です。
ただし、子どもがまだ小さい場合は、大人のバッグに子どもの分を分担して持つ形でもOK。
3人家族での避難を想定して、以下のように準備しておくのが理想的です。
カテゴリ | アイテム例 | 必要数・ポイント |
---|---|---|
情報・連絡手段 | モバイルバッテリー(大容量1、コンパクト1) 手回しラジオ×1 充電ケーブル各種 |
情報収集と連絡手段の確保。家族で共有できるように。 |
明かり | 懐中電灯×2(うち1つはヘッドライト) 子ども用LEDライト(クリップ型など) |
両手が使えるヘッドライトが便利。 |
食料・水 | 飲料水500ml×9本(1人3本) 栄養バー・ようかん・クラッカーなど計12食分 |
子ども用にゼリー飲料や小分けおやつもあると安心。 |
衛生用品 | 携帯トイレ×12(大人各4、子ども用4) ウェットティッシュ×2 マスク×6 歯磨きシート×1袋 |
子ども用マスクや衛生グッズは個別に用意。 |
医療・保温 | 常備薬セット(家族分) ばんそうこう、包帯、消毒液 アルミブランケット×3 カイロ×6個 |
子どもが冷えやすいため、防寒は念入りに。 |
生活用品 | 軍手×3、ビニール袋×5 レインコート×3、スリッパ×3 |
レインコートは防寒にも使える。 |
その他 | ホイッスル×2(大人用) 現金(小銭含む) 筆記用具+家族の連絡メモ |
身分証のコピーや保険証の写しもセットで。 |
子ども専用 | おもちゃ1つ(安心材料) おやつ小分け袋 着替え1組 お気に入りのタオルやぬいぐるみ |
子どもの“心のケア”にもつながる持ち物です。 |
🧺 収納の工夫
-
リュック①(大人A):食料・水・医療品中心
-
リュック②(大人B):情報・衛生・連絡・子ども用品多め
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小さなリュック(子ども):軽いもの+お気に入りグッズ
💡100均で流用できる便利グッズリスト
防水ポーチ(書類やスマホ保護)
圧縮袋(衣類やタオル)
小分けボトル(消毒液・薬)
コンパクトミラー
手帳とペン
カラビナ付きホイッスル
携帯スリッパ
LEDキーホルダー など・・
👉必ず、防災リュックを購入した場合は、中身がそれぞれ必要物が違います
必ず自分でチェックしながら準備しておきましょう。
防災リュックは全てをカバーするわけではありません注意!
【PR】防災士が監修したおすすめ防災リュック2選
👨👩👧👦 家族構成ごとの「3日間サバイバル」カスタマイズ法
家族構成や年齢によって、必要な備えは変わります。
・👶【特別対応】子ども・乳幼児用の備えー防災 - 防災ブログ「みのるの備え日記」
・🐶【特別対応】ペットの防災グッズ ~「避難フェーズ別」に命を守る備えとは~
・👵 高齢者のいる家庭:服薬リスト、補助器具、歩行補助、常備食(やわらか食)
🧡 みのるのひとこと
「たった3日」の準備が、あなたと家族の命を守る3日になります。
“そなえる”ことは、“安心して暮らす”ことにつながる第一歩。
ぜひ今すぐ、自分の暮らしに合った備えを一緒に考えてみましょう。
🧠 みのるのアドバイス
小さなお子さんがいると、荷物はつい多くなりがちですが、**“3人で避難できる量”**を意識して準備するのがコツです。
「背負って逃げられる重さか?」を確認しておくと、本当に使える備えになりますよ。
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