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── みのる防災

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はじめまして。このページでは「BCPってなにからはじめるの?」
この疑問・お悩みを持つ方にお応えします。
【情報提供者】
防災士・BCP・リスクマネジメントの研究発信
運営管理者 みのる防災総合事務所
代表 森 実成

05|BCP作成代行だけで大丈夫?「作って終わり」の落とし穴
― BCP策定・見直し・訓練|香川県の中小企業へ(全国対応)
はじめに
BCPを検討している企業から、
よくこんな質問を受けます。
「BCPって、本当に経営に役立つんですか?」
確かに、
BCPを作ったからといって、
翌月の売上が増えるわけではありません。
利益がすぐ伸びるわけでもありません。
社員が急に増えるわけでもありません。
では、
BCPは経営に価値がないのでしょうか。
今回は、
「作って終わり」の問題だけでなく、
BCPそのものの価値について考えてみます。
BCPは利益を生む仕組みではない
まず理解したいのは、
BCPはマーケティングでも営業でもありません。
直接利益を生み出す活動ではありません。
だから、
投資効果が分かりにくいのです。
実際、
何年間も災害が起こらなければ、
「作らなくてもよかった」
と思うかもしれません。
しかし、
これは保険にも似ています。
事故が起きなければ、
保険料は無駄だったように感じます。
しかし、
事故が起きた瞬間、
その価値が一気に現れます。
BCPも同じです。
災害は会社を「リセット」する
大規模災害は、
会社を突然リセットします。
例えば、
昨日まで普通に動いていた会社が、
今日には
- 停電
- 通信断
- 建物被害
- 人員不足
- 物流停止
という状況になります。
つまり、
昨日まで積み上げてきた日常が、
一瞬で崩れる可能性があります。
BCPは、
そのリセットされた状態から、
どうやって会社を立て直すかを考える仕組みなのです。
「作って終わり」が危険な理由
ここで問題になるのが、
BCP作成代行です。
もちろん、
専門家に依頼して計画書を作ることは悪いことではありません。
問題は、
完成した計画書が、そのまま棚に眠ってしまうことです。
会社は毎年変わります。
- 担当者が変わる
- 電話番号が変わる
- 設備が更新される
- 取引先が変わる
- 新しいリスクが増える
それでも、
BCPだけが更新されなければ、
実際の災害では役に立たなくなります。
現在は「作る」より「運用」が評価される時代
近年、
BCPに関する制度も大きく変わっています。
介護BCPでは、
研修や訓練が求められます。
建設BCP認定では、
継続的な見直しが前提です。
ISO22301では、
内部監査やマネジメントレビュー、
改善活動まで要求されます。
つまり、
現在は
「BCPを持っているか」
ではなく、
「BCPを運用しているか」
が評価される時代になっています。
BCPは会社の「復元力」を育てる
私は、
BCPの本当の価値は、
計画書ではないと思っています。
価値があるのは、
社員が考えること。
訓練すること。
改善すること。
そして、
危機が起きても
「次はこう動こう」
と学び続けることです。
これが、
企業のレジリエンス(復元力)になります。
📌 BCPで誤解しやすいポイント
BCPを進めると、
新しいシステムや高額なサービスを導入することが目的になってしまう場合があります。
しかし、
本来のBCPは違います。
重要なのは、
今ある経営資源で、どのように危機へ対応するのか
を考えることです。
十分な検討を行わず、
高額なシステムやサービスを導入すると、
毎月の固定費が増え、
平常時の経営を圧迫する可能性があります。
中小企業では、
災害より先に、
固定費の増加が経営危機を招くこともあります。
だからこそ、
BCPでは、
まず現在の
- 人
- 設備
- 情報
- 資金
という経営資源を整理し、
その中で最適な方法を考えることが重要です。
BCPで最初に考えるべきことは、
「何を買うか」ではありません。
「今ある資源で、どこまで会社を守れるか」
なのです。
みのる防災総合事務所 代表 森 実成の視点
私は防災士として活動しながら、
香川大学大学院でBCPと危機管理を研究しています。
その中で感じるのは、
BCPは「利益を増やす仕組み」ではなく、
企業が突然のリセットから立ち直るための仕組みだということです。
災害や感染症、サイバー攻撃は、
これまで積み上げてきた経営を、一瞬でゼロに近い状態へ戻してしまうことがあります。
だから私は、
BCPは「作るもの」ではなく、
訓練し、
改善し、
積み上げていくものだと考えています。
企業の未来を守るのは、
分厚い計画書ではありません。
日々積み重ねられた、
現場で動ける仕組みです。
まとめ
BCPは、
売上を伸ばすための仕組みではありません。
しかし、
会社が危機に直面した時、
企業を守る最後の土台になります。
だからこそ、
計画書を完成させることをゴールにせず、
運用し、
改善し、
育て続けることが重要です。
BCPの本当の価値は、
平常時には見えにくいものです。
しかし、
会社が突然リセットされるような危機の中で、
その価値は初めて明らかになります。
研究がサービスを育てる
私が提案している
「積み上げBCP20」
や
「レジリエンスOS」
という考え方も、
日々の研究と現場での実践から生まれたものです。
大学院で学ぶ
BCP、
事業継続マネジメント(BCM)、
リスクマネジメント、
組織レジリエンス、
レジリエンス認証、
そして実際に企業支援の現場で見えてきた課題。
それらを整理し、
中小企業でも無理なく続けられるBCP
として形にした結果が、
現在のみのる防災総合事務所のサービスにつながっています。
私はコンサルタントというより、
研究と現場をつなぐ実践者として、
これからも
「作るBCP」ではなく「積み上げるBCP」
を追求し続けたいと考えています。
まとめ
BCP作成代行は、
BCPづくりのスタートとして有効な選択肢です。
しかし、
本当に重要なのは、
計画書を完成させることではありません。
- 訓練する
- 見直す
- 改善する
- 積み上げる
このサイクルを続けてこそ、
BCPは企業を守る仕組みになります。
現在のBCPは、
「作る時代」から「運用する時代」へ、
そして、
**「運用する時代」から「積み上げる時代」**へ変わり始めています。
災害は、
企業の日常を一瞬でリセットする可能性があります。
だからこそ、
平常時から積み上げた改善の一つひとつが、
危機の中で企業を支える大きな力になるのです。
サービスに研究が反映される
「積み上げBCP20」 「レジリエンスOS」

「積み上げBCP20」 「レジリエンスOS」はホームページで紹介しています。
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疑問を整理してみる!
【第1章】BCPの基本を知る
01|BCPとは何?防災計画との違いをわかりやすく解説
BCP(事業継続計画)の基本や、防災計画との違い、中小企業に必要な理由を整理します。
02|なぜ中小企業にBCPが必要なのか?会社が止まる本当の理由
災害だけではない、経営リスクや事業停止リスクについて考えます。
03|BCPは何から始める?中小企業向けの進め方を解説
BCPをゼロから始める場合の考え方や、最初に整理するべき内容を解説します。
04|BCPコンサル会社は何をしてくれる?支援内容をわかりやすく解説
BCP支援会社の役割や、実際にどのような支援が行われるのかを整理します。
05|BCP作成代行だけで大丈夫?「作って終わり」の落とし穴
なぜ近年は訓練や運用まで求められるのか。「作るBCP」から「運用するBCP」への変化を解説します。
BCPは完成品ではありません。
訓練・議事録・改善履歴を積み重ねながら育てていく仕組みです。
みのる防災総合事務所が提案する「積み上げBCP20」の考え方と、継続的な事業継続力の作り方を紹介します。
備えは愛だ!

