防災ブログ・「みのるの備え日記」香川県から未来への不安・家族を守る設計図―BCPとFCP

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03|地震保険は「必要か」をハザードマップで決める。防災のプロが教える生活再建の設計図  2026.8.14更新

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地震保険・火災保険は加入すべき?

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「家族を守れるのか?」  

その心配と向き合う勇気を生むのは──知識だけ。  
怖いと思う気持ちから、家族だけの“知恵”が生まれる。  
 その一歩を、私たちが助けます。  
  ── みのる防災
 

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運営会社 みのる防災総合事務所

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はじめまして。このページでは「BCPってなにからはじめるの?」

この疑問・お悩みを持つ方にお応えします。

【情報提供者】

防災士・BCP・リスクマネジメントの研究発信者

運営管理者 みのる防災総合事務所  代表 森 実成 

 


 

家族を守る

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地震保険は「必要か」をハザードマップで決める

地震保険は「必要か」をハザードマップで決める

03|地震保険は「必要か」をハザードマップで決める。防災のプロが教える生活再建の設計図

防災を考えるとき、多くの人は「防災セット」を真っ先に思い浮かべます。

もちろん、命を守るためにそれは正解です。しかし、防災は“生き延びる”だけで終わりません。

 

本当に大変なのは、被災した後の「生活再建」です。

 

壊れた家、流された家財、それでも続く住宅ローン。この現実を前にしたとき、あなたの盾になるのは「保険」という名の設計図です。

 

保険業者ではない、防災とリスクマネジメントの専門家(防災士)の視点から、「安い・高い」ではない、あなたの場所に最適化した保険の組み方を解説します。

 


1. ハザードマップは「避難」ではなく「設計」に使う

ハザードマップを「避難場所を確認するだけの地図」だと思っていませんか?

 

防災設計のプロは、これを「自分の場所にどんなリスクが何%の確率で眠っているか」を確認する仕様書として使います。

 

  • まずやること: ハザードマップポータルサイトで、自宅の地点をピンポイントで確認してください。

  • マンション住まいの方へ: 「マンションだから水害は関係ない」は禁物。共用部の受変電設備が浸水すれば、高層階でも生活は止まります。


2. 「雨の水」と「地震の水」は、出口が違う

ここが最大の盲点です。浸水被害は、その「原因」によって使う保険が全く異なります。

被害の原因 使う保険 補償される例
(大雨・台風) 火災保険(水災補償) 洪水、内水氾濫、土砂崩れ
地震(津波・決壊) 地震保険 津波、地震による堤防やため池の決壊

「火災保険に入っているから、水に濡れれば何でも出る」というのは大きな間違いです。津波で家が流されても、火災保険の水災補償では1円も出ません。


3. 香川県民が直面する「ため池」というリスク

特に香川県に住む私たちにとって、無視できないのが「ため池」の存在です。香川県のため池密度は全国1位。

 

  • 大雨で溢れるのは「火災保険」

  • 地震の揺れで堤防が壊れて溢れるのは「地震保険」

 

ハザードマップで近くにため池があるなら、この「地震由来の水」への備え=地震保険の検討は必須と言えます。


4. 地震保険は「お守り」ではなく「国の制度」

地震保険は、民間の保険会社が売りたい商品ではありません。

1964年の新潟地震を機に、「民間だけでは支えきれない巨額の被害を、国と共同で支えよう」と作られた公共性の高い制度です(財務省:地震保険制度の概要より)。

 

「満額で家が建て直せないから不要」という声も聞きますが、それは誤解です。

 

地震保険の本当の役割は、「生活を立て直すための当座のキャッシュ」を確保すること。ローンの支払い、仮住まいの費用、当面の生活費。

 

絶望の淵で、この「現金」があるかないかが、再起のスピードを決定づけます。


5. 【点検】あなたの「備えの穴」を見つけるチェックリスト

今すぐ、手元にある保険証券をチェックしてみてください。

  • [ ] 火災保険: そもそも加入しているか?

  • [ ] 地震保険: 特約を外していないか?(火災保険の30〜50%が上限です)

  • [ ] 家財: 建物だけでなく、「家財」にも地震保険をつけているか?(家電や家具の買い替えもバカになりません)

  • [ ] マンション: 自分の階層のリスクと補償内容が一致しているか?


6. まとめ:備えは「愛」であり「設計」である

防災の保険にランキングはありません。

ハザードマップで「場所」を特定し、原因(雨か地震か)に合わせて「補償」を設計する。 これが、生活再建までを見据えた本物の防災です。

 

「今の保険が自分の場所に合っているか分からない」

「プロの視点で、今の備えの穴を診断してほしい」

 

そう思うなら、まずは見積サービスを「診断ツール」として使ってみてください。加入する・しないの前に、「今の自分の立ち位置」を知ること。それが設計の第一歩です。

 


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免責

※本記事は一般的な情報提供であり、個別の加入判断を断定するものではありません。補償内容・加入可否・条件は契約内容・約款・引受条件により異なります。必要に応じて保険会社・代理店等にご確認ください。


 

次に読むなら

第4回:防災から見た“保険選び”の致命的欠陥 津波は火災保険の水災で出ない?ハザードマップ×カスケードで設計する地震保険


本記事の主な根拠・出典(2026年2月確認)

  • 地震保険制度の公共性と最新動向: 財務省 広報誌『ファイナンス』令和7年9月号特集「地震保険への備え」

  • 制度の仕組みと官民共同体制: 財務省「地震保険制度の概要」、日本地震再保険株式会社「地震保険制度」

  • ハザードマップの法的根拠と活用: 国土交通省「ハザードマップポータルサイト」、水防法に基づく洪水ハザードマップ作成の手引き

  • 地震由来の水害リスク(堤防・ダム決壊): 総務省消防庁 防災危機管理eカレッジ「地震保険の補償例」

  • 香川県内におけるため池のリスクデータ: 香川県「香川のため池」(ため池数・密度データ)

  • 地震・津波と火災保険の区分: 政府広報オンライン、一般社団法人日本損害保険協会

※各省庁の最新データおよびガイドラインを防災士の視点で再構成しています。

 
 

【火災保険・地震保険シリーズ】

保健の選び方

第8回:千葉豪雨災害は保険適用されるのか? 過去の豪雨災害から見る「水没車・住宅・事業所」の保険

 

第7回:台風・豪雨・洪水で車が浸かったら保険は使える? 確認すべきなのは火災保険ではなく「車両保険」

 

第6回:あなたの車両保険、地震で壊れたら補償されますか? 被災後の「資金ショート」を止める“車の保険”の設計図

 

第5回:地震保険・火災保険の正しい選び方:リスクマネジメントで“家庭版BCP”として設計する

 

第4回:防災から見た“保険選び”の致命的欠陥 津波は火災保険の水災で出ない?ハザードマップ×カスケードで設計する地震保険

 

第3回:【2026年最新】地震保険は「必要か」をハザードマップで決める。防災のプロが教える生活再建の設計図

 

第2回:保険に入る前にやるべき「リスクの洗い出し」 被災後の資金ショートを防ぐチェックリスト(家庭版BCP)

 

第1回:地震保険・火災保険は加入すべき?防災の研究家が「資金ショート」で判断する設計図

 

 

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