※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。備えの参考になる商品やサービスを、防災士としての視点で紹介しています。
PR : 厳選防災グッズ研究所
PR : 防災士 最新の試験対策 問題&解説集
PR : 防災士資格を“資産”に変えるロードマップ

📘 特別BCP記事:このカテゴリでは、個人事業主&小さな会社のBCP力説

「家族を守れるのか?」
その心配と向き合う勇気を生むのは──知識だけ。
怖いと思う気持ちから、家族だけの“知恵”が生まれる。
その一歩を、私たちが助けます。
── みのる防災

絶対に生き残れ! 個人事業と小さな会社のBCP
第3回:「固定費」という“毎月襲ってくる災害”
災害というと、多くの人は、
- 地震
- 台風
- 火災
- 洪水
を思い浮かべると思います。
しかし、小さな会社や個人事業にとって、本当に恐ろしいものは、もっと静かに襲ってきます。
それは、
「固定費」
です。
しかも固定費は、災害と違って、
“毎月”来る。
売上がゼロでも来る。
休んでも来る。
病気でも来る。
災害時でも来る。
つまり、
「止まっても止まらない」
のが固定費です。
多くの会社は「未来の売上」で固定費を支えている
小さな会社の多くは、
- 家賃
- 車両費
- リース
- 借入返済
- 人件費
- 社会保険
- 光熱費
などを抱えています。
そして多くの場合、
「これくらい売上があるはず」
という“未来予測”で、それを支えている。
例えば、
- 客は来るはず
- 売上は伸びるはず
- 景気は続くはず
- 健康で働けるはず
そんな“見込み”で固定費を組む。
平時は成立して見えます。
しかし問題は、
未来は不確実
だということです。
物価高。
燃料高騰。
病気。
介護。
設備故障。
取引先停止。
人手不足。
今の時代、本当に怖いのは、
「連続災害」
です。
一つだけなら耐えられても、連続すると、小さな会社は一気に苦しくなる。
利益率10%でも、実際はかなり危険
大学の講義で、あるパン屋さんの話がありました。
年間売上は約5000万円。
数字だけを見ると、かなり立派です。
しかし、最終的に残る利益は、月10万円程度。
もし設備が壊れたら?
もし店主が病気になったら?
もし材料費がさらに上がったら?
恐らく、多くの小規模事業は、
「止まれない状態」
になっています。
つまり、
“継続不能なのに停止不能”
。
これが危機管理的に、かなり危険なんです。
固定費とは「平時型災害」
私は最近、
固定費とは、
ある意味、
“平時型災害”
だと思うようになりました。
地震や台風は、いつ来るかわからない。
でも固定費は違う。
必ず来る。
しかも毎月。
だから小さな会社ほど、
「固定費耐久戦」
をしている状態に近い。
本当に強いのは「固定費を外で支えられる人」
ここで最近、ずっと考えていることがあります。
それは、
「事業だけで固定費を全部背負うと苦しくなる」
ということです。
例えば私は、
将来的に年金を、
“固定費を支える土台”
として考えています。
つまり、
生活の最低ラインを、事業外で支える。
すると事業は、
「絶対に生活費を稼ぎ切らなくてもいい」
状態になる。
これは、かなり強い。
もちろん、年金だけではありません。
例えば、
- 小さな副収入
- 配当
- ブログ
- note
- Kindle
- 小さな講座
- シルバー人材
- 点検業務
なども近い。
重要なのは、
「固定費の一部を外部化する」
こと。
月3万円でも、
固定費圧力は大きく変わります。
サブスクが強い理由
最近、多くの会社が、
- 月額課金
- 会員制
- 保守契約
- 顧問契約
を増やしています。
いわゆる、
“サブスク”
です。
これは単なる流行ではなく、
「固定費を安定収入で覆いたい」
という構造に近い。
つまり、
「来月ゼロになりにくい」
状態を作りたいんです。
実際、強い会社ほど、
- 維持管理
- 点検
- 保守
- 継続契約
を持っています。
逆に、建設業のような「案件型」は波が大きい。
だから最近は、
- 維持管理
- 点検
- 小規模修繕
- 官公庁の継続業務
に寄せる会社も増えています。
これは、
「止まりにくい仕事」
を持ちたいからです。
本当に必要なのは「縮小できる強さ」
今の時代、多くの人が、
「もっと売上を」
「もっと成功を」
「もっと拡大を」
追い続けています。
でも、小さな会社に本当に必要なのは、
“維持可能性”
なのかもしれません。
例えば、
- 小さくできる
- 固定費を下げられる
- 車を小型化できる
- 副収入で補助できる
- 一時停止できる
こうした、
“縮小運転できる構造”
は、派手ではありません。
でも、
生き残りやすい。
成功は読めない。でも、生き残る設計はできる
未来は読めません。
- 景気
- 物価
- 人口
- 災害
- エネルギー
- 健康
何が起きるか、誰にもわからない。
つまり、
すべてが不確実
です。
だから、小さな会社に必要なのは、
「絶対に成功する計画」
ではなく、
「失敗しても、生き残れる構造」
なのかもしれません。
小さくてもいい。
派手じゃなくていい。
遠回りでもいい。
重要なのは、
退場しないこと。
固定費を制する者が、
小さな会社のBCPを制する。
絶対に生き残れ。
備えは愛だ。
でも会社は、「設計」で守る。
※ミニマム事業展開について(参考)
ここで書いている内容は、一般的な「急成長型の経営論」とは少し違うかもしれません。
私自身、防災・BCP・危機管理を学ぶ中で、
「どう成功するか?」
より、
「どう退場しないか?」
を重視するようになりました。
そのため、私の事業設計は、
“76歳まで継続すること”
を前提にしています。
つまり、
- 一時的な爆発的利益
- 急拡大
- 無理な固定費増加
よりも、
「小さくても長く続けられること」
を優先しています。
例えば、
- 固定費を極力軽くする
- 小さな複数収入を持つ
- 生活費を最適化する
- 事業以外の土台(年金など)も考慮する
- 身体能力低下後も続けられる形にする
など。
これは「絶対に正しい経営」という意味ではありません。
ただ、今の時代は、
- 災害
- 物価高
- 高齢化
- 病気
- 人手不足
- 景気変動
など、不確実性が非常に高い時代です。
だから私は、
「成功前提」ではなく、
「下振れしても継続できる構造」
を重視しています。
小さくてもいい。
派手じゃなくてもいい。
重要なのは、
“試行回数を維持すること”
なのかもしれません。
この考え方の参考になる視点・キーワード
① レジリエンス(Resilience)
「壊れない」ではなく、
“壊れても戻れる”
“縮小しても継続できる”
という考え方。
近年のBCPや危機管理では、
「想定外をゼロにする」より、
“継続可能性”
を重視する流れが強くなっている。
関連:
- ISO22316(組織レジリエンス)
- 事業継続(BCP)
- オールハザードアプローチ
② 単一障害点(Single Point of Failure)
システム工学やITで使われる言葉。
「そこが止まると全体が止まる場所」。
小さな会社では、
- 社長
- 主要設備
- 主要取引先
- 資金繰り
が単一障害点になりやすい。
③ 冗長性(Redundancy)
防災・航空・IT・軍事でも重要な概念。
“無駄”に見える余裕が、
危機時には生存率を上げる。
例:
- 複数収入
- 予備資金
- 小さな副業
- 複数移動手段
④ 試行回数と期待値
投資・統計・ギャンブルの世界で重要。
1回で人生を賭けるより、
「退場せず試行回数を維持する」
ほうが、長期では有利になりやすい。
これは投資家、
Warren Buffett の、
「まず生き残れ。儲けるのはその後だ」
という考え方にも近い。
⑤ ブラックスワン理論
「予測困難だが、大きな影響を与える事象」。
感染症や巨大災害、
急激な物価高など。
重要なのは、
「予測」より“耐えられる構造”
を作ること。
関連:
ブラック・スワン
⑥ オールハザード(All Hazards)
「災害ごと」ではなく、
あらゆる危機を横断して考える方法。
地震だけでなく、
- 病気
- 人手不足
- 物価高
- サプライチェーン
- エネルギー問題
まで含めて考える。
「連続災害」の感覚は、
かなりこの考え方に近い。
⑦ アンチフラジャイル
ストレスや混乱によって、
逆に強くなる構造。
重要なのは、
- 小さく失敗できる
- 修正できる
- 学習できる
こと。
一発勝負型は、
逆に壊れやすい。
関連:
アンチフラジャイル
このシリーズの背景にある考え方
このシリーズは、防災・BCP・危機管理・投資・期待値・地方生活など、さまざまな視点から、
「小さな会社や個人事業が、どう生き残るか?」
を考える実験的シリーズです。
ここで書いている内容は、精神論ではありません。
むしろ、
- 固定費
- 借金
- 維持コスト
- 試行回数
- レジリエンス
- 縮小運転
- 連続災害
といった、“現実の構造”をどう考えるか?という視点に近いものです。
以下は、このシリーズを考えるうえで参考になっているキーワードや概念です。
① レジリエンス(Resilience)
「壊れない」ことではなく、
- 壊れても戻れる
- 小さくしても続けられる
- 縮小しても生き残れる
という考え方。
近年のBCPや危機管理では、
「想定外をゼロにする」
よりも、
“継続可能性”
を重視する流れが強くなっています。
関連:
- ISO22316(組織レジリエンス)
- 事業継続(BCP)
- オールハザードアプローチ
② 単一障害点(Single Point of Failure)
システム工学やIT分野で使われる言葉。
「そこが止まると、全体が止まる場所」
を意味します。
小さな会社では、
- 社長自身
- 主要設備
- 特定取引先
- 資金繰り
などが、“単一障害点”になりやすい。
つまり、
社長が倒れる=会社停止
になりやすい構造があります。
③ 冗長性(Redundancy)
防災・航空・IT・軍事などでも重要な考え方。
一見すると“無駄”に見える余裕が、危機時には生存率を上げます。
例えば、
- 複数の収入源
- 予備資金
- 小さな副業
- 複数の移動手段
- 代替手段
など。
効率だけを追いすぎると、逆に壊れやすくなることがあります。
④ 試行回数と期待値
投資・統計・ギャンブルなどで重要な考え方。
1回で人生を賭けるより、
「退場せず、試行回数を維持する」
ほうが、長期では有利になりやすい。
これは、
- 小さく続ける
- 改善する
- 修正する
- やり直せる
という、“再挑戦可能性”にもつながります。
関連する考え方:
Warren Buffett の
「まず生き残れ。儲けるのはその後だ」という有名な考え方にも近いものがあります。
⑤ ブラックスワン理論
「予測困難だが、大きな影響を与える事象」
を指す考え方。
巨大災害。
感染症。
急激な物価高。
戦争や供給停止。
重要なのは、
“予測すること”より、“耐えられる構造を作ること”
かもしれません。
関連書籍:
ブラック・スワン
⑥ オールハザード(All Hazards)
「災害ごと」ではなく、
あらゆる危機を横断して考える方法。
つまり、
- 地震
- 台風
- 病気
- 人手不足
- 物価高
- エネルギー問題
- サプライチェーン
などを、“別々”ではなく“連続するもの”として考えます。
このシリーズで繰り返し出てくる、
「連続災害」
という感覚は、この考え方に近いものです。
⑦ アンチフラジャイル
ストレスや混乱によって、
逆に強くなる構造を指す考え方。
重要なのは、
- 小さく失敗できる
- 修正できる
- 学習できる
- 再挑戦できる
こと。
逆に、
「一発勝負しかできない構造」
は、とても壊れやすい。
関連書籍:
アンチフラジャイル
小さな会社や個人事業に必要なのは、
「絶対に失敗しないこと」
ではなく、
“失敗しても、退場しないこと”
なのかもしれません