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「家族を守れるのか?」
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── みのる防災
地震・津波・台風・停電・火山灰への備え方
香川県で考える「災害別の備え」と関連記事まとめ(香川県の民間による対策情報まとめ)
災害への備えを考えるとき、多くの人はこう考えます。
「地震に備えたらいいのか」
「台風に備えたらいいのか」
「津波は香川県でも考えるべきなのか」
「停電対策はどこまで必要なのか」
「火山灰まで考える必要があるのか」
たしかに、災害は種類によって起き方が違います。
地震は突然来ます。
津波は地震の後に来ます。
台風は事前に進路がわかります。
停電はどの災害でも起こります。
火山灰は遠くの噴火でも生活を止めることがあります。
つまり、防災で大切なのは、
災害ごとに備えること
だけではありません。
もう一つ大切なのは、
災害が重なったとき、生活がどう止まるかを考えること
です。
この記事では、香川県で暮らす人向けに、
地震。
津波。
台風。
停電。
火山灰。
この5つの災害への備え方を整理します。
そして、これまで書いてきた関連記事も、災害別にまとめておきます。
はじめて防災を考える人は、この記事を入口にしてください。
詳しく知りたい人は、各項目の関連記事から深掘りしてください。
1|地震への備え方
南海トラフ地震を想定して、まず命を守る
香川県で地震への備えを考えるとき、避けて通れないのが南海トラフ地震です。
南海トラフ地震は、太平洋沿岸だけの問題ではありません。
香川県でも、強い揺れ、液状化、ため池の損傷、停電、断水、物流停止、通信障害など、複数の影響が考えられます。
地震の怖さは、突然来ることです。
台風のように、数日前から進路を確認して準備することはできません。
朝かもしれません。
夜中かもしれません。
入浴中かもしれません。
料理中かもしれません。
車の運転中かもしれません。
職場や学校にいるときかもしれません。
だから、地震対策の基本は、
揺れた瞬間に命を守れる状態を作ること
です。
地震で想定される主なリスク
地震で想定されるリスクは、揺れだけではありません。
家具の転倒。
棚から物が落ちる。
窓ガラスが割れる。
建物が損傷する。
ブロック塀が倒れる。
停電する。
断水する。
通信がつながりにくくなる。
道路や橋が使えなくなる。
物流が止まる。
家族と連絡が取れなくなる。
特に家庭では、家具の転倒とガラス破片への対策が重要です。
大きな地震が起きたとき、避難所へ行く前に、まず家の中でけがをしないことが大切です。
地震への備えのポイント
まず確認したいのは、家具固定です。
タンス、本棚、冷蔵庫、食器棚、テレビ、電子レンジなど、倒れると危険なものは固定します。
L字金具。
突っ張り棒。
耐震マット。
転倒防止ベルト。
ガラス飛散防止フィルム。
こうしたものを使って、家の中の危険を減らします。
次に、寝室の安全です。
寝ているときに地震が来ると、すぐに動けません。
枕元には、
ヘルメット。
懐中電灯。
スリッパ。
軍手。
眼鏡。
スマホ。
モバイルバッテリー。
このあたりを置いておくと安心です。
特にスリッパは大切です。
地震後は、床にガラスや食器の破片が散乱していることがあります。
裸足で歩くと、避難する前にけがをしてしまいます。
家族の安否確認を決めておく
地震が起きると、電話がつながりにくくなることがあります。
そのため、家族の安否確認方法を事前に決めておきます。
LINE。
災害用伝言ダイヤル。
災害用伝言板。
集合場所。
避難場所。
職場・学校からの帰宅ルート。
「地震が起きたら、どこに集まるか」
これを決めておくだけでも、災害時の不安はかなり減ります。
持ち家なら耐震診断も考える
古い住宅に住んでいる場合は、耐震診断も重要です。
特に、1981年以前の旧耐震基準の建物は、耐震性に注意が必要です。
家の中の備えをどれだけしても、建物そのものが大きく損傷すれば、命に関わります。
持ち家の場合は、自治体の補助制度が使えることもあります。
「うちは大丈夫だろう」
ではなく、まず確認することが大切です。
地震に関する関連記事
地震についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
2|津波への備え方
香川沿岸地域でも、ハザードマップ確認は必要
津波というと、高知県や徳島県の太平洋沿岸をイメージする人が多いかもしれません。
香川県は瀬戸内海側にあります。
そのため、太平洋沿岸のような巨大津波のイメージとは異なります。
しかし、だからといって津波対策が不要という意味ではありません。
香川県でも、沿岸部や低地では津波浸水想定を確認する必要があります。
特に重要なのは、
自分の住む場所が浸水想定区域に入っているか
です。
津波の高さだけを見るのではなく、
どこまで浸水するのか。
どのくらいの時間で水位が上がるのか。
どこへ避難できるのか。
徒歩で避難できるのか。
夜間でも避難できるのか。
高齢者や子どもを連れて避難できるのか。
ここまで確認する必要があります。
津波で想定される主なリスク
津波で想定されるリスクは、浸水だけではありません。
避難の遅れ。
車での渋滞。
夜間の避難。
道路の冠水。
高齢者・障害者・乳幼児の避難困難。
避難先の混雑。
津波が繰り返し来ること。
警報解除前に戻ってしまうこと。
津波避難で最も危険なのは、
「少し様子を見よう」
です。
津波警報や避難指示が出た場合は、確認に戻らず、まず安全な場所へ移動することが大切です。
津波への備えのポイント
津波対策では、まずハザードマップを確認します。
自宅。
職場。
学校。
よく行くスーパー。
病院。
親の家。
子どもの通学路。
これらが津波浸水想定区域に入っていないか確認します。
次に、避難先を決めます。
高台。
津波避難ビル。
指定緊急避難場所。
近くの安全な建物。
そして、実際に歩いてみます。
地図で見るだけでは、災害時に使えるかどうかはわかりません。
坂道がある。
夜は暗い。
道が狭い。
ブロック塀がある。
川を渡る必要がある。
高齢者には距離が長い。
こうしたことは、実際に歩かないと見えません。
車避難は慎重に考える
津波避難では、車を使うと渋滞に巻き込まれる可能性があります。
もちろん、地域や身体状況によっては車が必要な場合もあります。
しかし、基本は徒歩避難を前提に考えます。
特に香川県の沿岸部では、
「どこまで歩けば安全なのか」
「どの道なら高い場所へ向かえるのか」
「近くの津波避難ビルはどこか」
を確認しておくことが大切です。
防災バッグも、両手が空くリュック型が便利です。
重すぎるバッグは、避難の妨げになります。
津波に関する関連記事
津波や避難について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
3|台風への備え方
事前に準備できる災害だからこそ、早めに動く
台風は、地震と違って事前に情報が出ます。
進路予想。
雨量予想。
風の強さ。
高潮の可能性。
河川の増水。
土砂災害警戒情報。
避難情報。
こうした情報を見ながら、早めに準備できます。
だからこそ、台風対策で大切なのは、
危なくなってから動かないこと
です。
風が強くなってから外の物を片付ける。
雨が強くなってから買い物に行く。
避難情報が出てから初めて避難先を調べる。
これでは遅い場合があります。
台風は、来る前に備える災害です。
台風で想定される主なリスク
台風では、次のようなリスクがあります。
暴風。
飛来物。
窓ガラスの破損。
停電。
河川の氾濫。
内水氾濫。
高潮。
土砂災害。
道路冠水。
交通機関の停止。
物流の遅れ。
香川県では、台風による高潮や浸水、土砂災害にも注意が必要です。
「香川は災害が少ない」
という感覚だけで判断すると、危険を見落とすことがあります。
台風への備えのポイント
台風が近づく前に、まず外回りを確認します。
植木鉢。
物干し竿。
自転車。
ゴミ箱。
看板。
庭の道具。
ベランダの物。
風で飛びそうなものは、早めに室内へ入れます。
次に、窓の対策です。
飛散防止フィルム。
養生テープ。
カーテンを閉める。
雨戸やシャッターを閉める。
ただし、養生テープだけで窓ガラスが割れないわけではありません。
目的は、割れたときの飛散を少しでも減らすことです。
浸水と停電もセットで考える
台風では、停電と浸水をセットで考える必要があります。
モバイルバッテリー。
懐中電灯。
ランタン。
携帯ラジオ。
乾電池。
簡易トイレ。
水。
食料。
カセットコンロ。
保冷剤。
クーラーボックス。
こうした備えを確認します。
浸水が心配な地域では、
土のう。
水のう。
止水板。
排水口の確認。
家電や大切なものを高い場所へ移動。
こうした準備も必要です。
また、防災アプリや自治体のメール配信、LINE通知などを登録しておくと、避難情報を受け取りやすくなります。
台風に関する関連記事
台風や風水害について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
4|停電への備え方
すべての災害に共通する生活停止リスク
停電は、地震でも台風でも大雨でも起こります。
災害そのものよりも、停電によって生活が止まることに困る場合もあります。
照明が使えない。
冷蔵庫が止まる。
エアコンが使えない。
スマホが充電できない。
テレビが見られない。
Wi-Fiが使えない。
給湯器が使えない。
トイレが使えない場合がある。
医療機器が使えない。
在宅介護に影響が出る。
停電は、単なる「電気が消える」ではありません。
生活の土台が止まる災害です。
停電への備えのポイント
まず必要なのは、明かりです。
懐中電灯。
LEDランタン。
ヘッドライト。
ソーラーライト。
手回しライト。
ろうそくは、火災の危険があるため、災害時のメイン照明としてはおすすめしません。
特に地震後は、物が散乱していたり、余震があったりするため、火を使うリスクが高くなります。
次に、電源です。
モバイルバッテリー。
ポータブル電源。
乾電池。
USB扇風機。
充電式ライト。
車からの充電手段。
夏場は、停電による熱中症にも注意が必要です。
小型扇風機、冷却タオル、保冷剤、飲料水なども考えておきます。
冷蔵庫とトイレも考える
停電時に困るのが冷蔵庫です。
保冷剤。
クーラーボックス。
冷凍食品の活用。
先に傷みやすいものから食べる。
停電中は冷蔵庫の開閉を減らす。
こうした工夫が必要です。
そして、見落とされがちなのがトイレです。
停電や断水が起きると、トイレが使えなくなることがあります。
そのため、凝固剤タイプの簡易トイレを用意しておきます。
目安としては、家族の人数と日数を考えて準備します。
災害時、トイレを我慢すると、水分を控えてしまい、体調を崩す原因にもなります。
トイレ対策は、防災の中でもかなり重要です。
停電に関する関連記事
停電やライフライン停止について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
5|火山灰への備え方
香川県でも「遠くの火山災害」は無関係ではない
火山災害というと、香川県には関係がないと思う人もいるかもしれません。
しかし、火山灰は風に乗って広い範囲に広がることがあります。
大規模な噴火が起きた場合、火口から離れた地域でも、降灰によって生活や交通、機械、インフラに影響が出る可能性があります。
火山灰は、ただのホコリではありません。
細かい粒子です。
目に入る。
肺に入る。
車や機械に入る。
雨どいや排水口を詰まらせる。
道路を滑りやすくする。
農作物に影響する。
水道や下水に影響する。
通信・電力設備に影響することもある。
つまり火山灰は、
ゆっくり広がる生活破壊型の災害
として考える必要があります。
火山灰で想定される主なリスク
火山灰では、次のようなリスクがあります。
目や喉の痛み。
呼吸器への影響。
車の故障。
エアコンや換気設備への影響。
雨どい・排水口の詰まり。
洗濯物への付着。
屋外作業の困難。
道路交通の乱れ。
鉄道や航空への影響。
上下水道への影響。
特に灰が水を含むと重くなります。
屋根や雨どい、排水口にたまると、建物や設備への影響も出ます。
火山灰への備えのポイント
火山灰対策では、まず体を守る備えが必要です。
N95マスク。
防じんマスク。
ゴーグル。
帽子。
長袖。
手袋。
サングラス。
通常の不織布マスクだけでは、細かい粒子を十分に防げない場合があります。
次に、家や設備を守る備えです。
換気扇の使用を控える。
窓を閉める。
洗濯物を外に干さない。
車や機械を覆う。
雨どいや排水口を確認する。
灰を水で流しすぎない。
掃除用のほうきや袋を用意する。
火山灰は水で流せばよい、というものではありません。
灰混じりの水が排水口や側溝を詰まらせることがあります。
掃除方法も、事前に確認しておく必要があります。
情報収集も重要
火山灰への備えでは、情報収集も重要です。
気象庁の噴火速報。
噴火警報。
降灰予報。
自治体の防災情報。
交通機関の運行情報。
学校・職場からの連絡。
火山灰は、地震や津波のように一瞬で終わる災害ではありません。
降灰が続く。
掃除が必要になる。
交通が乱れる。
健康への影響が続く。
設備の点検が必要になる。
こうした長引く影響を考える必要があります。
火山に関する関連記事
火山災害や火山防災について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
6|災害は別々に来るとは限らない
ここまで、地震、津波、台風、停電、火山灰に分けて見てきました。
しかし、実際の災害は、きれいに一つずつ来るとは限りません。
地震で停電する。
地震で断水する。
地震の後に津波が来る。
台風で停電する。
台風で浸水する。
浸水でトイレが使えなくなる。
停電で通信が止まる。
火山灰で交通が止まる。
物流停止で食料や燃料が届かなくなる。
災害は連鎖します。
だから、防災では、
「地震用の備え」
「台風用の備え」
「停電用の備え」
と完全に分けるだけでは不十分です。
共通して使える備えを持つことが大切です。
7|すべての災害に共通する備え
災害の種類が違っても、共通する備えがあります。
水。
食料。
トイレ。
明かり。
電源。
情報。
連絡手段。
常備薬。
現金。
衛生用品。
寝る場所。
暑さ寒さ対策。
これらは、地震でも台風でも停電でも必要になります。
特に重要なのは、
水・トイレ・電源
です。
水がないと生活できません。
トイレが使えないと健康を崩します。
電源がないと情報も連絡も取りにくくなります。
防災グッズをそろえるときは、見た目の派手なものよりも、生活を続けるためのものを優先しましょう。
8|非常持ち出し袋と在宅備蓄は分けて考える
防災では、非常持ち出し袋がよく話題になります。
もちろん、非常持ち出し袋は大切です。
しかし、すべての備蓄を非常持ち出し袋に入れる必要はありません。
防災の備えは、
持ち出すもの
家に置いておくもの
に分けて考えます。
持ち出すものは、軽くします。
水。
最低限の食料。
ライト。
薬。
モバイルバッテリー。
身分証コピー。
現金。
雨具。
軍手。
マスク。
簡易トイレ。
家族に必要なもの。
一方、在宅備蓄は、家で生活を続けるためのものです。
水。
食料。
カセットコンロ。
ガスボンベ。
簡易トイレ。
衛生用品。
ポータブル電源。
保冷用品。
介護用品。
乳幼児用品。
ペット用品。
避難するための備えと、家で生活を続ける備えは、役割が違います。
ここを分けて考えると、防災が整理しやすくなります。
9|香川県で防災を考えるときの視点
香川県で防災を考えるとき、よくある落とし穴があります。
それは、
「香川は災害が少ないから大丈夫」
という感覚です。
たしかに、香川県は全国的に見ると、災害が比較的少ない地域だと感じる人も多いかもしれません。
しかし、南海トラフ地震、台風、高潮、ため池、液状化、停電、断水、物流停止などを考えると、備えが不要とは言えません。
香川県で大切なのは、
自分の地域では何が起きやすいのか
を確認することです。
沿岸部なら津波や高潮。
低地なら浸水。
山沿いなら土砂災害。
古い住宅なら耐震。
ため池の近くなら決壊リスク。
事業者なら物流停止や人手不足。
介護施設なら利用者の安全確保。
家庭なら生活継続。
地域によって、備えの優先順位は変わります。
全国平均ではなく、自分の地域で考える。
これが、香川県の防災では大切です。
10|まとめ:災害は選べない。でも備えは選べる
地震。
津波。
台風。
停電。
火山灰。
災害は、こちらの都合に合わせて来てくれません。
どの災害が先に来るかは選べません。
しかし、備え方は選べます。
家具を固定する。
水を備える。
トイレを備える。
避難場所を確認する。
ハザードマップを見る。
家族と集合場所を決める。
モバイルバッテリーを充電する。
停電時の明かりを用意する。
火山灰への備えを知る。
保険や生活再建も考える。
こうした一つひとつの備えは、特別なことではありません。
でも、災害時には大きな差になります。
本当の備えとは、
何が来ても慌てないために、今できることを積み上げること
だと思います。
災害は選べない。
でも、備えは選べる。
そして、備えは一度で完成するものではありません。
家族構成が変わる。
住む場所が変わる。
仕事が変わる。
体調が変わる。
地域のリスク情報が更新される。
だから、防災は見直し続けるものです。
この記事をきっかけに、まず一つだけでも確認してみてください。
家具を固定する。
水を買い足す。
トイレを準備する。
ハザードマップを見る。
家族と集合場所を話す。
関連記事を一つ読む。
それだけでも、備えは前に進みます。
備えは愛だ。
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